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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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映画 戦国生徒会

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 翌日、映画スタッフは校門で登校する生徒にチラシを配った。やはり千鶴が配るチラシはすぐになくなる。
「佐藤さん。追加で配って」
博之は自分のを半分渡した。
 登校してきた恵美莉が、校門の掲示板に貼られたポスターに気付いて、
「キッドらしいな」
と一人笑いながら言った。

 ポスターとチラシの反響は上々で、予想をはるかに超える観覧申し込みが期待出来た。中川は50人程度の入場者を期待していたが、2回上映合わせて200人を超えそうな勢いだった。
(中川豊)  「視聴覚室では入り切らないかも知れません」
(クマ先生) 「小講堂を使うか? あそこなら200人ぐらい収容出来る」
(中川豊)  「そこは当日、吹奏楽部が利用する予定なんです」
(クマ先生) 「時間をずらせるか確認しよう」
 吹奏楽部の発表は13:30〜14:15の予定だったので、午後の上映会は14:30〜に変更することになった。但し、午前の上映会のために、吹奏楽部のリハーサルは、音楽室に変更してもらう必要があったが、午後の上映会の影響で、演奏会の入場者数も増えるかも知れないという期待もあって、OKしてもらえた。

 休み時間、香織が廊下にいる博之を見付け、歩み寄って来て、
「完成したみたいね。楽しみ」
「予想以上の反響で、大慌てしてるところだよ」
「午前と午後のどっちに行けばいいかな?」
「午前の方が空いてるはずだよ」
「分かった。私の試合の応援も考えてくれた?」
「あ。ああ分かってる。でも準備とか忙しいからな」
「明後日なんだけど」
「え? 明後日だっけ? 8日は主題歌のライブが有って、」
「そう。残念」
香織は悲しそうだった。
「試合って、何時頃終わる?」
「4時くらいかな」
「じゃ、ライブは夜だから行けるかも知れない」

 何を話しているのかは聞こえないが、恵美莉が遠くからこの様子を見ていた。

作品名:映画 戦国生徒会 作家名:亨利(ヘンリー)