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主人公惣受け物語~アニポケ・ジョウト編~

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Episode6 渦巻く島々にて



第33話『修行と癒しのうずまき列島』

前書き

作中でも触れますが、ラティアスはカノンの双子の妹ということで通しております。





サトシ「ふぅ〜、昨日は参ったぜ。おかげで一睡もできなかった…」


ヒカリ「サトシ、大丈夫? はい、飲み物持ってきたわ」


サトシ「おっ、サンキュー。うーん、ヒカリの言葉を借りればだいじょばない…」


ピカチュウ「ピ、ピィカァ…」


 昨日、空中浮遊をした謎の少年ということでマスコミ関係者から質問攻めに遭い、疲れがとれない状態で朝を迎えたサトシ。隣でヒカリがサトシを気遣うが、今のサトシにはほんの気休め程度にしかなっていないようだ。尚、サトシがマスコミ関係者に囲まれている際にピカチュウも巻き添えを喰らい、我慢できなくなったピカチュウが電撃を放って事態を収束させたというのは別の話である。


ヒカリ「しかし、ノゾミやマリナも行っていたけれど、メディアも使い方次第ね。一歩間違えれば、恐ろしいことになりかねないもの」


サトシ「本当にこんなことでじゃなくて、トレーナーとして取り上げて欲しいものだぜ」


ヒカリ「だね。アハハハ…」


ポッチャマ「ポチャ…」


 昨日のマスコミ関係者に対して不満をぶちまけるサトシを見て、苦笑いを浮かべるヒカリ。その後他の面々も合流し、サトシ達は朝食を摂ることにした。ちなみにラティアスはカノンの姿に変身しており、カノンの双子の妹として通しているとのことである。ラティアスは昨日のことがあってか、おとなしくしている。


ケンタ「とりあえず朝食も済ませたことだし、次はどこへ行くか?」


ハルカ「そのまま、コンテストの開催場所に行っても良いんだけれど、問題は開催までをどう過ごすかよね…」


 朝食を済ませた後のサトシ達はコンテスト開催までの期間をどう過ごすかで話し合っていた。コンテストの開催地であるタンバシティに向かうことは確定しているが、事前特訓をするにしろ、リフレッシュするにしろ、開催までの期間をどこで過ごすのかは未定であった。


ジョーイ「だったら、うずまき列島に行ってみたらどうかしら?」


ハルカ「ジョーイさん?」


 悩んでいるサトシ達のところへ、ジョーイが救いの手を差し伸べる。彼らにうずまき列島へ行くことを勧める。


ジョーイ「今、うずまき列島は全ての島で観光に力を注いでいるわ。バトルやコンテストの修行にも最適な場所だし、疲れた時のために身体を癒す場所も充実しているわ。生憎、今年はうずまきカップの開催時期じゃないけれど、ここ最近では多くのトレーナーがさらなる高みを目指して特訓に励んでいるわよ」


ケンタ「うずまき列島かぁ。以前、タンバシティに行ったときはあまり意識していなかったけれど、バトルの特訓にも最適なら是非行ってみたいぜ」


ベル「なら、今度はタンバシティに向かう前にうずまき列島からね」


 うずまき列島ではコンテストだけでなくバトルの特訓場所にも使えると聞いて、バトル組もうずまき列島への興味を示したようだ。結果、サトシ達はうずまき列島経由でタンバシティに向かうことになったのだ。


ジョーイ「でも、アルトマーレ行き定期船の就航イベントの影響で、うずまき列島行きの定期船は本日運休日なの。明日のお昼から定期船はいつもどおり出航するわ」


サトシ「そっかぁ。今から早速、うずまき列島に行こうと思っていたのに…」


マリナ「なら、仕方ないわね。せっかくだし、そのイベントが開催されているアサギ港でも回ってみない?」


ヒカリ「いいわね。あたし、アルトマーレのこともっと知りたいし」


ベル「あたしも、アルトマーレがどんな街なのか知りたいわ」


カノン「そうしましょう。街の説明に関しては、私に任せて!」


コトネ「実はアルトマーレのことはよく知らなかったから、助かるってことね♪」


 うずまき列島行きの定期船は明日から運航再開とのことなので、サトシ達は現在アサギ港で開催されているアルトマーレ定期船就航記念イベントを楽しむこととなった。そして一行は、ポケモンセンターを後にして、アサギ港へと向かっていった。


マリナ「こうして回ってみても、ラティオスとラティアス関連のグッズが目白押しね」


ベル「カノンちゃんの言っていた‘こころのしずく’をモチーフにしたグッズも沢山あるね」


カノン「‘こころのしずく’は私やおじいちゃん、そしてラティアスが今でも守り続けているわ。私やラティアスはこうしてみんなと楽しく回っているんだけれど、アルトマーレに残したおじいちゃんが心配なの…」


 今サトシ達と一緒に楽しくイベントを楽しんでいるカノンであったが、快く休養をくれた祖父・ボンゴレのことが気がかりで仕方ないようだ。


サトシ「大丈夫だよ、カノン。ボンゴレさんもそのつもりで、カノンに休みをくれたんじゃないか?」


カスミ「せっかくボンゴレさんが気を利かせてくれたのに、カノンがそんな気持ちだったら意味ないわよ」


カノン「…そうよね。おじいちゃんの気持ちを無駄にしない為にも、お休み中はみんなと楽しく過ごすわ!」


デント「その意気だよ! グッド・テイスト!」


 カノンは、ボンゴレの自分に対する心遣いを無駄にしない為に、貰った休養の期間中はじっくり楽しむことにした。ちなみに、カノンが許された休養期間は1週間である。


???「あら? サトシにカスミじゃない!」


???「ホントだわ! 二人とも久しぶりね!」


サトシ・カスミ「「誰!?」」


 イベントを楽しんでいる面々のもとへ、サトシとカスミの名前を呼ぶ声が聞こえる。サトシ達が声のする方へ振り返ると、カノンとラティアスに引き続いてサトシとカスミが見覚えのある人物が二名いたのだ。さて、その二人とは一体…


続く





後書き

散々ネタバレしているのに、もったいぶった描写ですみません…