小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

33粒のやまぶどう  (短編物語集)

INDEX|20ページ/169ページ|

次のページ前のページ
 


「浩二、卒業してからどうしてたんだ。それで……、発見できたのか?」
 駅構内にある喫茶店で、学生時代の友人、稲瀬(いなせ)浩二に向かい合い、私はズバリ尋ねました。なぜならあの頃の浩二は未確認生物探検同好会のリーダーをやっていて、よくリュックを担(かつ)ぎ山や無人島へと出掛けていたのを憶えていたからです。
 そう言えば、当時はツチノコブームでした。探検から帰ってきた浩二はその存在の可能性を喜々として語っていました。

 そんな浩二がやっぱりあの頃と同じように大きなリュックを背負い、改札口からふらっと出てきました。そして私の目の前をヨタヨタと通り過ぎようとしたのですよ。