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佐野みむろ
佐野みむろ
novelistID. 42051
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ロリータの殺意

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超能力検定



 彼女の総合的能力は、驚くべきものだった。
 透視、念力、予知、テレパシーなど、彼女は複数の超能力を使うことができた。ここ数年は偽能力者ばかりでうんざりとしていた日本超能力検定協会は、女子校生超能力者・サイカの登場を心から歓迎した。
「いやあ、本当にめでたい。一級の合格者なんて初めてだ」
 検定協会の会長も、彼女の合格を手放しで喜んだ。初めての一級合格者を記念して、パーティーを開くことになった。
「さあ、サイカさん。遠慮せずにどんどん食べてください。今日はあなたが主役なのですからね」
「は、はい……。ありがとうございます……」
 超能力検定を受けるまで、サイカは普通の女子高校生だった。それが、好奇心おうせいな学校の友人に連れられ、受験してみたら見事に一級合格である。彼女が恐縮するのも無理はないのかもしれなかった。ちなみにその友人は、パーティーには参加していない。結局は、その程度の友人だったということである。
「どうやらサイカさんは、ストレスがかかると超能力が使えるようです」
 協会に所属している研究者が、会長に言った。
「彼女は人前に出ることが苦手なのです。引っ込み思案というわけですな。二、三人なら平気でも、それ以上になると緊張状態に入る。つまり、彼女の精神次第というわけです」
 今はまだ超能力を使いこなせなくても、これからの努力や研究によって成長するだろう。若き才能に、会長は期待していた。
作品名:ロリータの殺意 作家名:佐野みむろ