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佐野みむろ
佐野みむろ
novelistID. 42051
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ロリータの殺意

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作者死亡のお知らせ



 突然のことで驚かれるかもしれませんが、この小説の作者は死亡しました。これを書いている私は、作者の姉です。このたびは弟がご迷惑をおかけいたしまして、まことに申し訳ございません。
 葬儀は、おととい、近親者のみで執り行いました。弟は自殺だったのです。遺書はなく、それらしき前兆もありませんでしたので、家族一同驚いております。
 弟は明るい性格とは言えなくても、友だち付き合いは人並みにあり、くだらない冗談を言っては周囲を笑わせてくれる人物でした。とても自ら死を選ぶとは思えないのですが、事実なのです。
 姉である私が、こちらに文章を書くことになった経緯を説明いたします。私は以前から、弟がこっそりと小説を書いていることに感づいていました。弟が見せるのは本を読んでいる姿がほとんどでしたから、もしかすると自分でも書いているのではないかと容易に想像がついたのです。弟は幼いころから絵を描いており、一時期は漫画家を目指していました。興味の対象が活字に移った最近では、小説家を目指していてもおかしくはないと思ったのです。
 弟の死後、しばらく茫然としていた私ですが、弟に創作趣味のあったことを思い出すと、彼が作ったものを片っ端から見たい衝動に駆られました。遺書のない自殺ですから、彼がこの世に置いていったものをその代わりにしたいと思ったのです。さいわいなことに、弟は自らの創作物を処分していませんでした。
 私は、弟のパソコンに保存されていたすべての小説を読みました(それに関しては後述いたします)。弟が生前によく利用していたインターネットのサイトも見てみました。そこで私は、弟が週に一回、短い小説をネットに載せていたことを知りました。
作品名:ロリータの殺意 作家名:佐野みむろ