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陽高慈雨
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novelistID. 48050
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更新日時:2014-10-26 11:19:41
投稿日時:2014-10-26 11:19:41

私の読む「宇津保物語」第 四巻  嵯峨院

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作者: 陽高慈雨

カテゴリー :時代小説
総ページ数:8ページ [未完結]
公開設定:公開  

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著者の作品紹介

巻頭の文抜粋

巻名
「大将どのには廿七日いできたる乙子になんさがの院に御賀まゐらんとし給ひける」(本書二五七頁ノ二行)の「嵯峨の院の御賀」によって、巻名としたものであろう。

 然るに有朋堂文庫本は「かくて后の宮の賀正月廿七日に出て来る乙子になむ仕うまつり給ひける」(有本二七二頁)と改めているので、「嵯峨の院にいさゝか若菜まゐること」(有本二七五頁・本書二五九頁ノ一行)の正頼の詞は、嵯峨の院ではなくて、嵯峨の院の大后のこととなり、此の巻の名も見失われてしまっている。

 巻序
 底本は第十四巻におき、題名は国譲巻下と誤っているが、第四巻とする。順序は第四であるが、第一巻の俊蔭の終をうけて
「かくて右大将殿に還饗し給ひければ云々」
 に始まるので、竪の第二巻に相当する。流布本系では梅の花笠巻の後で、第五巻になっているが、年立其他からも第四の方が妥当であろう。

年立
 九大本系に従えば,仲忠十九歳、あて宮十三歳の秋から翌年も春までとなるが、九大本系の錯簡と認めて,本書のように改めると、仲忠二十歳、あて宮十四歳の十一月、十二月と、翌年一月を加えることになり、侍従だった仲忠が中将になっても怪しむに足りない。仲忠は二十歳の秋(吹上下巷)中将に昇進しているからである。

 要するに、私の錯簡を改めた本文によると,仲忠十九歳の秋から二十一歳の一月までの三年に亙ることになる。

尤も仲頼や実忠に関する物語は,更に過去十数年を遡る半生が語られている
                            (岩波書店日本古典文学大系)

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