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ヤマト航海日誌

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2014.8.1 松本零士は好き



こんなの出しても誰も読まないだろうと思っていたのだけれど、少しは読むのがいるんだろうか。

男にはたとえ負けるとわかっていてもやらなきゃいけないことがあるという。おれもいま頭に浮かんでくるものを形にしないと気が狂いそうだから『ヤマト』を書いているのだけれど、それでもときどきイヤになる。

ときどきじゃないな。毎日なんて無駄なことをしてるんだろうと考える。冥王星までは書かなきゃいけないと思っているんだが、どうなるかはわからないな。

一度は完全にやめたんだ。火星の章まで書いた後、二ヶ月ほっぽらかしておいたら、いつの間にかそこそこアクセスが増えていた。一体どういう人間が開けて見てるんだろうと思いながら再開したが、正直なところ気が乗らない。

最初の頃は毎日続けて書こうなんて思いもしたが、今は無理だ。これから古代を活躍させるところだし、なんとかやる気を出そうと思ってもいるんだが。

前回、『ヤマト』も『999』も小学校で卒業したと書いたけど、中一の夏には『さよなら銀河鉄道999』を見た。中二で『わが青春のアルカディア』を見た。ただその後のTV版の『無限軌道SSX(だっけ?)』は第一回だけを見て、続きは見なかったのだけど……。

中学の頃におれがハマっていたものと言えば、ひとつはマンガの『エリア88』だ。あれを読んでハセガワの〈クフィールC2〉のプラモを作って、色を塗ったりしていた。

その作者の新谷かおるが松本零士の弟子だというのはずいぶん後になって知ったが、ああやっぱりと思ったな。松本零士のマンガも小学中学とけっこう読みはしたものだが、今は『ザ・コクピット』シリーズのいくつかくらいしか手元にはない。

その程度のファンなんだが、それでも松本零士は好きだ。『ヤマト』は何より、〈松本零士の世界〉でなければいけないと思う。

あのロマン。『さよなら999』も『アルカディア』も話はかなりお粗末だが、映画が持つロマンだけは第一級で最高だった。あれほどのロマンを見せてくれるものを他に知らない。あの世界になんとか近づいてみたいものだと思うのだが。

古代進を〈コスモゼロ〉のパイロットにするならば、『ザ・コクピット』シリーズに出てくる日本の〈紫電〉や〈飛燕〉とか、そしてもちろん〈零〉に乗るパイロットのように描かねばならないと思う。

彼らは決してアニメの『ヤマト』の古代進のような好戦的な人間ではない。松本零士は決してそんな主人公を自分のマンガに描くことはない。みなどちらかというと弱気で、戦争にも疑問を持ち、日本が勝つとも信じていない。だが目の前を飛ぶアメリカ軍戦闘機にだけは死んでも負けまいと食い下がり、プロペラを手で回しても飛んでやると叫ぶのだ。

おれは松本零士が描くそんなキャラクターが好きだ。だから古代をそんなふうに描きたいと考えてこの『ヤマト』も始めたんだが、さてねえ。どうしようかな。


(付記:このログを投稿した日には、第五章『窓の外』辺りのところまで書き進めていた)

(付記2:この日誌では基本的に敬称は略すものとする)



作品名:ヤマト航海日誌 作家名:島田信之