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九星気学方位入門

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     九星気学方位入門



                   江庭俊之




 気学とは

 気学とは移動する方角ごとに、その年、月、日ごとの吉凶の作用を判断します。
 また住む家の中心から、その方角ごとに見たその家の家相で、吉凶を判断する手段です。
 動く方位と、住む家相を吉にすることで運命を改革します。

 方位とは

 ご自宅(大極)から東西南北各30度、東北、東南、西南、西北各60度の八方位に分割し、九紫から一白までの九星が巡ります。その方角に介在する九星とその反対側の九星、十二支によってその方角の吉凶が決まります。
 年に十干(甲乙丙・・・癸)十二支(子丑寅・・・亥)が有るように、年に九星があります。
 十干は十年、十二支は十二年周期で回りますが、九星は、九年周期で回ります。また月にも日にも干支はあります。
 九星も同じように、月にも日にもそれぞれ回ってきます。
 次に(図1)示しましたのが、八方位盤です。本来東西南北が30度。東北、西北、西南、東南が60度です。(図1参照)
 東北などの60度は、丑寅(例東北)のように二つの十二支の方位を合わせています。
 十二支の定位と見比べてください。
 東北は丑寅の方位、また艮とも書きます。東北の位置を艮宮と言います。
 それぞれの九星には定位置があります。これが後述します飛泊の順に動き、その都度その方角の吉凶が変化します。これが方位です。
  図1・・・・・4P
 十二支の定位・5P
 定位版・・・・6P

※ 画像は表示されません。次のサイトから無料PDFをダウンロードしてください。
 http://koedo.kuchinawa.com/
  
  
 飛泊

 九星は、原則として、九紫火星から、一白水星まで、九紫、八白、七赤の順に流れます。これを陰遁といいます。(日盤、時盤の九星のみ一部陽遁です。)
 真中に五黄がある定位盤の、それぞれ九星の位置がその星の定位置です。中宮に順番にそれぞれの星が入って来ます。(987654321の順)
 それに併せて、周りの八つの方角も違う星が入ります。(図2参照)
 この星の巡り方によって、その時々の方位に吉凶が発生します。
 九星は年の星、月の星、日の星がありますから、年ごとに方位盤が九年周期で回ってきます。月は九ヶ月、日は九日ですが、置閏期の陽遁と陰遁の変わり目等例外もあります。
 中宮に入る星でその年月日の九宮が決まります。
 年盤で中宮に九紫が入れば九紫の年となります。
 月盤で中宮に八白が入れば八白の月となります。
 九星が中宮に入る順は次の通りです。
 九紫→八白→七赤→六白→五黄→四緑→三碧→二黒→一白の順。(陰遁の場合)

 各々の九星が各宮を飛泊する順

中宮→西北→西→東北→南→北→西南→東→東南→中宮


 陰遁と陽遁

 日盤、時盤には陰遁と陽遁が有ります。
 年盤、月盤は、気学では総て陰遁で流します。
 陽遁のとき九宮は一白から九紫に向かって流れます。陰遁のとき九紫から一白に向かって流れます。
 本命星が中宮にあるところからご説明します。
 中宮にある本命星は、次の年、西北の乾宮に移動します。ここからが一般的に衰運期の始まりです。
 次は西の兌宮に行きます。続いて東北の艮宮に移ります。ここが衰変です。また人生の変化の時とも言われます。
 次が南の離宮です。この時は衰運の中の一休み。
 そして衰極と呼ばれる北の坎宮に入ります。一番悪い時期です。
 そして、西北の坤宮に入った時から、盛運期の始まりです。
 そして東の震宮、東南の巽宮、ここら辺が盛運期の頂点です。
 中宮は、男性は吉、女性は衰運と言われています。
 殆どこれらは一般論でしかありません。盛運期なのにちっとも良くない。そんな方は多く居られると思います。
 それは、運気より悪い要因がご自身にあるからです。
 逆に、衰運期なのにたいした事は無い。なんて方も存在するでしょう。でも、常にそうは行きません。
 悪い時が来ない保証は無いのです。
 星によって、大きな衰運期と、盛運期が違います。でもこれも一般論です。
 気学の凶方位、吉方位は重要視しなければ成りません。
 でも、方位の一般的な作用、宿命、運気などの一般論で、科学のように人の人生を計っても、現実とは当てはまりません。
 盛運期は我が世の春のように良く見え、衰運期もたいした凶事がない方も多々あります。
 それに引き換え、盛運期など在るかどうかの状態で、盛運期でもどん底、衰運期は更に追い討ちと言う方もあります。
 そして四十位まで、問題なく来ても、その先どうなるか解らないのが人の運命です。
 そして、その差には天と地以上の隔たりがあります。
 人は法の前では、建前だけ平等です。でも運命の前には一切平等ではありません。
 生年月日が同じならば、同じ運命をたどるか、まったくそうではありません。
 方位、家相を犯す事の蓄積もその要因の一つです。
 でもそれだけでは在りません。

 年盤

 何年が何の九宮かは私のHP九星気学方位をご参照ください。
 http://houi.nobody.jp/
 昭和30年ならば九紫中宮ですから以下の盤となります。
 
 北が五黄殺。南が暗剣殺。東が定位対中です。九紫の方の本命殺、本命的殺は九紫が中宮なのでありません。

 月盤

 月盤は年盤から決まります。三パターンしかありません。気学で年盤と月盤の関係は以下の通りです。
 七赤、四緑、一白の年は二月が八白で始まる。
 九紫、六白、三碧の年は二月が五黄で始まる。
 八白、五黄、二黒の年は二月が二黒で始まる。
  
 気学では、月の節入りは毎月変わります。
 これは空間分割法で線引きした学問上の境界なので、五日から八日までは方位の行動は避けてください。前の月と次の月、その両方の影響を受けると考えてください。
 (気学の他の先生が違うと唱えますが、私の大昔の先生から代々お弟子さんが行ってきた実践でこのように判断しております。)
 二月は4日より、また気学の一年は2月4日から2月3日まで。(2月8日までは注意)
 
 日盤

 気学では空間分割法で(太陽の角度)月盤を分けているのに対し日盤は本来の平気法で作られています。
 平気法では一年は360日です。置閏期を除いて180日ごとに陰遁と陽遁を繰り返します。
 平気法・・・・・・・本来の方法(一年が360日)
 空間分割法・・・太陽の角度から出し、毎年ほぼ同じ時期に冬至甲子が来る。(一年が365から6日)

 気学の日盤は、平気法による二十四節気を基準に算出しています。各節気は各々15日間です。
 夏至上元、一日目、甲子の日が陰遁の始まりです。
 冬至上元、一日目、甲子の日が陽遁の始まりです。
 平気法では、毎年数日のずれを、置閏期で調整しています。これはほぼ十年半に一回、夏至と冬至に交互に入ります。
 ここだけ360日が420日になります。

  これらのことは、方位を算出するのに今すぐ理解されなくとも問題はありません。
 日盤は暦などから簡単に調べる事が出来ます。

 凶となる方位
作品名:九星気学方位入門 作家名:江庭俊之