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こーこうせい
こーこうせい
novelistID. 39746
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魔法少年?リリカルなのは

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Episode 7



 放課後、気分がいいのでちょっと遠出して街へと繰り出す。ウィンドウショッピングを楽しみながら外を歩いて数分。

 目の前に何やら異様な空気を発見。

「む、ジュエルシード」
 

 こんな簡単に見つかっていいのか。

 そういえばこの間上着を貸したあの少女もジュエルシード探してたな。バレないようにユーノに報告と。

「な、なぜあなたがここに……!!?」

「こんな簡単に見つかっていいのか」


 ジュエルシードを手に取ろうとした瞬間に上から声がかかる。上空には以前の黒い少女。だからそんな格好で……なるほど空は気づけばいつかの不思議空間。七色というかなんというか、そんな色。よく見れば周りの人もいなくなってた。

「お前は……ずぶ濡れ少女!?!」

「フェイトです」


 なるほど今日はいい天気ですねフェイトさん。そんなことよりユーノさん
 
『空から女の子がっ!!?』

『あっ、ちょっ……んぁっ、そこは……だめっ……くぅ……!』

 
 ユーノに連絡したらなんかすごい声。
 
 何事。

「ジュエルシード、なぜあなたが」

「いやまぁおれはお手伝い。そんなことより、上着返してくれると嬉しいかな。周囲の目が結構きついから」

「あなたがジュエルシードを狙うのなら、容赦しません」

『Scythe Form!』

 
 唸るナイスガイの声。おそらく彼女のデバイスなのだろうが。

「いやだから上着を……おいちょっとまてその光る鎌何する気だおい」

「ふっ!!」


 いまバリアジャケット来てないんだから死ぬっつーの。

「あっ」


 あっ、じゃねーべ。




 



 目が覚めて起きればそこは程よい暖かさとやわらかさ。もちもちとした肌触りにしっとりと吸いつく質感。

「これは二度寝をせざる得ない」

「えっ!?あ、だめですよ!」

 
 どうやら膝枕をしてくれていたようで。

 しかし膝枕とは恐れ入る。流石に男女間のこういう行動は恥ずかしいって。
 
「えと、大丈夫、ですか?」


 やった本人が言う言葉ではないと思う。触ってみると少し大きなたんこぶが。痛い。

「いいですか?人にいきなり襲いかかっちゃいけません」

「えと、それは、すみません。というかたんこぶって……私の一撃がたんこぶ……?」

「おかーさんに教わらなかった?人に襲い掛かっちゃいけないって。ましてやもので殴りかかるなんて」


 いや、これはおれも教わってないかもしれん。そして威力の話なんてどうでもいいのだ。やらないことに意味がある。

「母さんは……いえ、なんでもありません」

「ん……?まぁ、ならいいけど。ところでおれの上着の場所知らない?」

「あ、もちろん。えと……これですね」


 見れば手の中に綺麗にたたまれた制服の上着。

 どっからだした。

「ん……おーけーおーけー。これで俺はいつもの格好に戻れるな。1日だけでよかった」

「はぁ……?」


 やることも終わったことだし。と、たちあがるおれ。ほのかに暖かいあの膝の上が恋しい。

 上着は洗濯したてなのか、着た感じが少し硬い。

「さーて、ジュエルシードふーいんすっか」

「はっ!!?ジュエルシードは渡さない!」

『Scythe Form!』

「お前反省する気ないだろおい」


 再び振り上がる光る鎌。

 瞬時にレイハを半分起動させて杖に。そしてそのまま直にジュエルシードへ。封印して手中に入れてしまえばこっちのもんだ。


 結果、ジュエルシードをはさんでデバイス同士が衝突。

 ピシッと固まる空気。パキンという音と共にまず音が消えて色がジュエルシード中心に一瞬消えて


 フレア。


「あだっ!!?」

「ぐあっ」


 大爆発とともに反対方向に吹き飛ばされる俺ら。見ればレイハもボロボロに。むこうのデバイスもただではすんでないようで。

 問題のジュエルシードは光り輝いてとても眩しい光。

「今の光は何!!?なのは大丈夫だった?」

「むしろお前が大丈夫だったか?」


 無論、社会的な意味で。

 気づけば後ろからユーノが来ていた。ところどころ赤い点があるけど……キスマーク?

「そそそそんなことはどうでもいいの!それより、早く封印しないと……でもレイジングハートは……くっ!」
 

 まぁまぁ、おとなしく見ていなさいユーノ君。男には、やらねばならない時がある。

「なにをっ!!!?」

「ジュエルシードを狙うなら容赦しない!!」


 そのネタもうええがな。

 ジュエルシードの近づいて腕に魔力を込める。ピンク色にっ光った時に

「ふんっ!!」


 どごっ!!という音と共にあふれるピンク。そして手の中には収まったジュエルシード。

「完璧」

「なに……したの?」

「がっとやってちゅっ」

「意味がわからない」


 なんかこう、封印には大きな魔力が必要と聞いたので、ありったけの魔力ぶつけてみました。

「そんなむちゃくちゃな……」


 封印しなきゃなんだけど……レイハはもうだめだな。

「これ、処理ヨロシク」

「えっ!?」

「オレ、コレ、イマムリ。キケン」

「はぁ……?いいのなら、もらって行きます。それでは……アルフ!」


 フェイトはジュエルシードを手中に収めて赤い犬とともにその場を去った。

 これにて今回も一件落着。







「せっかくのジュエルシードが……まぁ今回は仕方ないか……」

「んだべ。んじゃ、帰ろうか。そろそろ暗くなるし」

「そうだね。その前になのは、その上着、何とかしたほうがいいと思うな」

「え?……うそん」

● ○ ● ○ ●

だいぶ遅れましたすんません。

展開に苦しむ毎日。


次はもうちょっと早く……できるかなぁ?