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こーこうせい
こーこうせい
novelistID. 39746
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魔法少年?リリカルなのは

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Episode 2



● ○ ● ○ ●


 俺は今学校の授業を受けている。

 バスに乗って、友人であるアリサ・バニングス(通称バーニング)と月村すずかに挨拶をして。そして授業へ。

「……こんなふうに、いろんなお仕事があるわけですが、みなさんはどんなお仕事に就くのでしょうか。今から考えてみるのもいいかもしれませんね」


 将来ね……どうしようかなんて今から決めるのかな。
 バーニングや月村なんかはもう決まってるらしいけど。おれはまだ夢なんて決まってないんだけど、どうせならなるべく楽をしていきたいって思ってる。それか、今のお父さんとお母さんみたいに、やってて楽しそうな仕事がいい。まぁなかなかそのようなものはないと思うけど。

「そうですね、みなさんに聞いてみましょうか……じゃぁ、高町くん!どんな夢がありますか?」

「美人の彼女と結婚して家で寝ながら過ごす」

「そ、それは素敵な夢です…ね?」


 先生の顔も引き吊りまくり。まぁ知っててやりましたすみません。
 
 近くに座っている月村から笑われ、ちょっと離れにいるバーニングには「ばっかじゃないの!?」と言われ。

「彼女じゃなくて彼氏だろー?」


 どっと沸く教室内。ひきつる先生。
 
 うるさいぞGOWA田中。

「GOWA!?!ってか俺は『すずき』だよ!」


 知らんわ。






 放課後
 バーニングと月村と帰りながらしゃべりながら公園を歩く。なんとなく、すぐ最近に見たことがある気がするのは気のせいか。

「ちょっとなのは!今日の授業の発言なによあれ!」

「すべてはGOWA田中が悪い」

「あいつは『さとう』よ!」

「『すずき』って言ってなかったか?」


 突っ込む場所は名前を間違えたところですか。しかも間違えちゃうんですか、バーニングさん。

「ちがうよなのはちゃん、別に間違えてないの。あの子の名前は『佐藤 鈴希』だよ」

「まさか苗字が二つ並ぶとは……流石にびっくりだよ」


 あと月村さん、ちゃんはやめてください。さすがに耐えられません。

 先に進んでいくとそこにはやや大きい池があった。でもなぜか近くの小屋は壊れて、艀も壊れて。そして

「す、スワンスワーン!!」

「なっなによ、急に!!?」

 
 スワンボートまでもが破壊されている。このいたずらはタチが悪すぎると思わんかね。

「ああ、君たち。近づいちゃダメだよ、危ないから」

「あ、はい。何かあったんですか?」

「艀とボートが壊れちゃったんでね、いたずらにしてはタチが悪いから警察の人にも来てもらったんだ」

「へぇ……がんばってください」

「ああ、ありがとね」


 バーニングが対応してるけど、これ本当にいたずらなのか。
 
「なのはちゃんどうしたの?」

「ん、ああ、なんか昨日夢でここの夢を見た気がするんだよ。なんかこんな感じになってた気がして」
 
「でもこの壊れ方普通のいたずらじゃないよね」

「うん。俺の夢だと確か、人が小動物になってもこもこの破片で壊した」

「…………はやく帰ろっか?」


 あ、なんか月村に心配された!気を使われた!!
 
 そんな必要はないよ!

「あんたついにおかしくなったじゃないの?」

「ひどいこと言うなぁ……」

「今日の授業中の発言といい、もうちょっと見直したほうがいいんじゃないの?それともホントに彼氏でも作る?どうせならセッティングしてあげようかー?」


 ニヤニヤしてくるバーニング。

『ふーざーけーるーなー!』

 そう言おうとしたんだが


 キンッ―――!


 という鋭い頭痛と甲高い音と共に聞こえる

『助けて!』

 という声。

「なんだって!!?」

 
 声の方向からして、雑木林の奥のほうか。 

「バーニング、行くぞ!」

「えっ、あ、ああんたまさか本当に男好き……!?そんなに急ぎたいの……?」


 なんだって?