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のび太のBIOHAZARD『ENDLESS FEAR』

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AREA5『戦闘準備』


巌が、屋上に居る燐を見つける数分前、車から勢いよく出て行ったのび太を追い掛けていたジャイアンはのび太に追い付いた。そして、のび太の腕を掴んで言った。
「おい、のび太。一人で突っ走るんじゃねぇよ!」
と、ジャイアンが声をやや大きくして言ったが、のび太は冷静に言う。
「何で来たのさジャイアン。こっちに来たら危ないよ」
のび太のその言葉を聴いたジャイアンは言う。
「のび太の方が危ねえだろ!まったく、お前は何時からそんなに無茶するようになったんだよ」
と、ジャイアンが言うと、のび太が言う。
「・・・別に無茶しているつもりじゃないよ。只、僕にやれる事をやってるだけだよ。もう後悔したくないし、それに、僕が動く事で皆が助かるならそれでいいさ。多少無理をしてもね」
と、のび太が言った。『後悔したくない』と言ったのは恐らく、ススキヶ原の『翁蛾健治』の事を言っているのだろう。のび太のその言葉を聴いたジャイアンは少し微笑むと、言う。
「じゃあ俺様も同じだな。何時までもグダグダしてられねえよ。一緒に行こうぜ!」
ジャイアンがそう言うとのび太は笑顔を見せて、
「うん!じゃあ行こう!!」
と言うと、のび太は、ジャイアンと共に、戦闘ヘリへと向かって行った。
すると、すぐに戦闘ヘリが見えてきた。戦闘ヘリは、のび太の姿を確認すると、『TOW』を撃ってきた。のび太はそれを横に走って避けた。次々と、『TOW』が炸裂する中、のび太はそれをなんとか避けていた。そして、最後の『TOW』を滑り込みで見事に回避した。しかし、回避した次の瞬間に次の『TOW』がのび太に迫っていた。のび太に向かっている『TOW』を見たのび太は、
「しまった!」
と、声を漏らした。のび太は、滑り込みで体勢を崩していた為、その『TOW』を回避出来なかった。のび太が半ば諦めたその瞬間、のび太の目の前で『TOW』が空中で停止した。そして、すぐ近くで声が聴こえてきた。
「へっ、危なっかしいなのび太」
そう言ったのは、ジャイアンだった。ジャイアンの左手を見てみると、しっかりと『TOW』が掴まれていた。そして、ジャイアンはその『TOW』を戦闘ヘリに向かって投げつけた。
「投擲拳!!」
そう叫びながらジャイアンは『TOW』を投げ、見事に戦闘ヘリの一機に命中した。
「へっ、やったぜ!」
ジャイアンは自慢げにそう言った。
「ありがとうジャイアン、助かったよ」
と、のび太はジャイアンに礼を言った。すると、ジャイアンが言う。
「いいって事よ。それより、一先ず物陰に隠れながら戦おうぜ」
と、ジャイアンが提案すると、のび太はそれに肯定し、手近な建物の陰に隠れた。それから程なくして、戦闘ヘリがガトリングガンを撃ってきた。
のび太とジャイアンは崩れた建物の陰に隠れて、それを避けた。そして、のび太は『ジャイロジェット』の装弾数を確かめ、ガトリングランチャーの隙を見て、戦闘ヘリを撃った。
のび太の撃った弾丸は、弾丸に搭載された推進剤で弾速を速くしながら飛翔し、戦闘ヘリの後部回転翼のローターに直撃した。すると、後部回転翼は破壊され、その動きを止めた。後部回転翼の回転の止まったヘリコプターは、操縦不能になり、空中で回転しながら、降下し、やがて墜落した。墜落したヘリコプターは、強烈な爆発音の後、炎上した。
「やった!」
と、のび太が言った。
「よっしゃ、この調子でいこうぜ!」
と、ジャイアンが言う。すると、のび太は次々と、ジャイロジェットの弾丸を戦闘ヘリの後部回転翼に当てていった。のび太の命中精度は凄まじく、次々と戦闘ヘリが落とされていった。しかし、相手の方も黙ってなく、のび太達の隠れている瓦礫に向かって、『TOW』を撃ち込んできた。
「やべぇ、ミサイルが飛んでくるぞ!」
と、ジャイアンが言うと、のび太がジャイアンの腕を引っ張りながら言う。
「此処は危険だ、走ろうジャイアン!」
と、のび太が言うと、ジャイアンとのび太は、走って、『TOW』を回避した。そして、戦闘ヘリは続けてガトリングランチャーを連射してきた。すると、のび太達は手近な建物の中に隠れた。のび太達が隠れようとした瞬間に戦闘ヘリの一機の主翼(プロペラ)のローターが破壊された。何事かと思ったのび太は様子を見に行った。すると、のび太達を挟んで、戦闘ヘリの大群の反対側の位置にあるビルの屋上に、『PGM ヘカート?』を構えた燐が居た。そして、燐は再び、ライフルを撃ち、『.50BMG弾』を放った。放たれた弾丸は、またもや、主翼のローターに直撃した。
「燐さんだ。ジャイアン、ここは燐さんに任せて僕達は一旦隠れよう」
と、のび太が言うと、のび太とジャイアンの二人は近くのビルに入って行った。



その頃、巌達は玲達と合流していた。

「どうやら全員無事なようだな」
と、巌が言うと、聖奈が喋る。
「でも、のび太さんとジャイアン君が・・・・・・・」
と、聖奈が口ごもると、玲が言う。
「仕方ないわ。私達が今しゃしゃり出ても、助けになるどころか、足手まといになるだけだわ」
玲のその言葉を聴いた聖奈は呟く。
「そんな・・・・・・」
と、聖奈が呟いた。すると、スネ夫は何かを考え込んでいた。そして、少しすると、全員に言う。
「あの、皆?僕ちょっと外出掛けてくるよ。戦闘ヘリとか、のび太達の様子も見たいし、・・・・・じゃ、またあとで」
と、言ったスネ夫は、のび太達の向かった所に駆け出して行った。すると、聖奈が叫ぶ。
「スネ夫君!!」
聖奈はそう叫んだが、スネ夫は止まらず、そのまま見えなくなるまで行ってしまった。
「巌さん!早くスネ夫君を追い掛けないと!!」
と、聖奈は巌に言ったが、巌は黙ってばかりだった。
「巌さん?」
聖奈がそう言うと、巌は諭す様に言う。
「あのな聖奈、俺達は軍人だ。よって、感情に任せた勝手な行動は避けなければならない。ここは、待機するべきだ」
と、巌が言った。すると、聖奈が反論する。
「だけど、スネ夫君が行ったじゃないの!」
聖奈がそう言うと巌は応える。
「誰かが行ったからって安易に行動する事は出来ない。そんなんじゃ統率なんか執れない。まぁ俺達は少数精鋭の部隊だから、統率を執る必要は無いが。だがそれでも、慎重に行動しなければならないんだ」
巌がそう応えると、聖奈が声を荒げて叫ぶ。
「慎重とかそういう問題じゃ無いでしょう!人の命が掛かってるんですよ!!」
聖奈がそう叫んだが、巌は淡々と喋る。
「・・・・・・大きな目的の為には、小さな犠牲は仕方がない。それに、のび太が居れば大丈夫だろう」
巌がそう言うと、聖奈は更に大きな声で叫ぶ。
「大丈夫って、・・・・・何か動かなきゃ駄目でしょ!!そんなの慎重とは言わない!それは臆病って言うのよ!!・・・・・・・・・・・・・・・・私も、・・・・・私も行きます」
聖奈がそう言うと、聖奈はのび太達の居る所に走って行った。
「あ、・・・・・私も!」
真理奈はそう言うと、聖奈と共にのび太達の所に向かって行った。辺りには、巌と玲と迅が居るだけだった。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・巌・・・・・」
玲はそう巌に言った。巌の心の内を知っている為、話し掛けにくい様子だった。すると、迅が巌に言った。