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のび太のBIOHAZARD『THE NIGHTMARE』

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AREA5『近接戦闘の武器』


のび太はスネ夫との会話を終えると、粘土を溶かすために調理人室へ向かった。その少し前、ジャイアンと静香のペアは探索を続けていた。
「大丈夫か?静香ちゃん。」
「ええ、大丈夫よ。なんとかね。」
「でも凄いよ。銃火器を簡単に扱ってみせるんだもの。」
「こういう小火器はパパの友達から教わっていたから。」
「へぇ〜。そうか。」
「それより探索を続けましょ。」
「ああ、そうだな。」
とジャイアンが言うと、2人は2階北舎の教室に入った。そして、探索を始めた。しばらくすると、後ろからドアを開く音が聞こえた。
「ああ〜〜〜〜〜〜〜。」
「うわっ、ゾンビか!」
「固まっていては、格好の的よ。二手に分かれましょう。」
「おう!」
と、ジャイアンが返事をすると、2人は二手に分かれた。ジャイアンは南舎の方に行き、静香は北舎東側の方に行った。静香は、ブローニングHPやイングラムM11を持っていたが、ジャイアンは何も武器を持っておらず、丸腰だった。ところがジャイアンは驚くべき方法でゾンビを退けた。ゾンビがジャイアンに近付くとジャイアンは戦闘体制に入った。
「何をこんにゃろー!」
なんとジャイアンは素手でゾンビを殴りつけたのだ。ジャイアンは次々と向かい来るゾンビを張り倒していく。そして、渡り廊下を渡り、南舎に着く頃には、ゾンビは居なくなっていた。
「どうだ!この俺様の力を見たか!!」
そう言うと、ジャイアンは南舎の探索を始めた。
「静香ちゃんの行方が気になるけど、武器も持ってるし大丈夫だろ。とりあえずこっちの探索をするか。」
と言うとジャイアンは南舎にある3年生の教室と視聴覚室を調べた。しばらくすると、ジャイアンが言った。
「見つけた物は、グリーンハーブ3つ、レッドハーブ1つ、ハンドガンの予備カートリッジ3つ、12ゲージショットシェル2つか。俺は銃火器を持ってないから、予備弾丸は要らないな。じゃ次は男子更衣室を調べるか。」
と言うとジャイアンは、男子更衣室を調べ始めた。ジャイアンはロッカーの中から1つのものを見つけた。
「これ、『ハードサポーター』だ!やった、遂に俺にも使える武器が見つかった。」
ジャイアンは喜ぶと、早速手に装備した。
「よし、どっからでもこいやぁ。」
と、ジャイアンは意気込みを見せた。
「じゃあ後は北舎2階の探索をして、1度保健室に皆を集めるか。」
と言うと、ジャイアンは北舎2階に向かった。しかしその時、ジャイアンの通信機が鳴った。ジャイアンは通信機に出た。
「もしもし、こちらジャイアン。どうした?・・・太郎。」
「今3年1組の教室に居るんだけど。一杯のゾンビが入って来ているんだ。今は健治兄ちゃんが戦ってくれているけど、危険な状態なんだ。早く助けに来て。」
「よし、解った。俺に任せろ!」
と話すと、ジャイアンは3年1組の教室に向かった。3年1組の教室のドアには、大量のゾンビが群がっていた。
「この野郎!!喰らえ!!」
と言うとジャイアンはゾンビに向かって殴りつけた。無論『ハードサポーター』は装備している。次々とゾンビが倒れていく。気がつくと、ゾンビの数が30体程いたのが5体程になっていた。すると、教室からサバイバルナイフを持った健治が出て来て、残ったゾンビに止めを刺した。
「オラァ!!止めだ。」
「うあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」
呻き声をあげて、ゾンビは倒れた。そしてジャイアンが話し出す。
「危ないとこだったな。健治。」
「探索に夢中だったから後ろから来ていたゾンビに気がつかなかっただけだ。面と向かえばこんな奴ら相手になんねぇよ。まぁ何にせよ助かったぜ。それと、お前の手につけてるもんは何だ?」
「ああこれは、『ハードサポーター』っていって装備している者の手を保護し、更に相手には強烈な打撃を与えるという攻守一体の近接戦闘武器なんだ。男子更衣室のロッカーから見つけたんだ。」
「へぇ、すげぇな。じゃ、俺らは探索を再開するから。」
「あっ、待ってくれ。一旦全員を保健室に集めるから、保健室に来てくれよ。」
「何でだ?」
「全員の探索の結果を整理しておきたいんだ。」
「なるほど。解った、一緒に行こう。」
ジャイアンと健治が会話を終わると、3人は保健室へ向かった。