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クリスマスプレゼント

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クリスマスプレゼント



 恋。いいなあ。恋。してみたいなあ。でも、わたしは、不器用だから、恋なんて、異世界のはなしだわ。だって、すてきな男のひとに声をかけられたって、返事もできないのよ。
 前に、一緒に踊ってくださいと、わたしに向かって云ったひとがいたわよ。あれはいつだったかしら。でも、わたしはそのことばを無視したわ。だって、わたしは踊りもできないんですもの。クリスマスケーキを買ったあと、わたしはそんなことを思い出していたのよ。
「これを腰に巻いてください」
 突然そう云って、男のひとが、グリーンのセーターを差し出したの。そこは駅ビルの地下だったわ。あまり人がいない場所だったの。食料品を売っているところだったわ。
「……」
「スカートが切れてるんですよ。あなたの」
「そ、そうなんですか?」
 わたしは目の前が暗くなるのを感じたわ。
「うしろ側です。早く、みんなに見られちゃいますよ」
 その男のひとの声は、アナウンサーみたいだと、わたしは思った。
「は、はい。あ、ありがとうございます」
 わたしは慌ててその好意に甘えたわ。わたしは茶色のミニスカートだったの。