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鬱屈した蹂躙は、ただ僕を、あやすだけの子守唄となる。

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ごつごつした違和感が、本能に注入されて収縮し行く。
讃歌など求めていなかった僕は、欲望を投げ捨てて生き絶えたかった。

君の愛くるしい侮辱に涙する夢を見た。

始まりも終わりも、混沌とした海の中へ意識と共に流されていく。
銃口、君の鋭い眼光、手に落ちた汗、トリガァを引いた僕の------。


現実を浮遊する僕に、醜い小鳩が窓際で鳴いた。
現実では泣けない僕を、赦すように声を上げていた。

------幼稚な愛の飯事は、お仕舞いだ。

無に還れるなら、本当は君の手で、下して欲しかった。
二人で終える、という安直な考えは、脆い夢だった。

君の本心が、憎い。
君の愛情が、憎い、
君に愛されなかった事が暴力的な程に、憎い。

君に惹かれた弱い心音を、どうか、赦して。
そして、夢の中だけでもいいから僕を見て、汚して。

僕は君の全てしか愛せず、僕は自分さえも、殺せない。
君の心臓(ココロ)が僕の傍で、うねる様に動いている限り。