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結城 あづさ
結城 あづさ
novelistID. 10814
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ARTIEICIALLY~第二号~

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第二章



琴音はベットへと倒れた。部屋から出た時からずっと神風と柴田そしてレオン、この3人の言葉が頭が痛いをぐるぐるとかき混ぜていた。おかげで頭がショートして重い。ここまでなると自分の頭は他の人より出来が悪いのでは、と思ったりする。自分が嫌いになってくる。
「もう大っ嫌い!」
と、そう叫んだと同時にレオンが帰ってきた。あわてて琴音は起き上がる。確実に誤解を招いてしまっていることがレオンの反応からわかる。
「それは…俺が改造人間だかからか…?」
レオンはベットに座ると、震えるような声で尋ねた。とても悲しそうな顔をして手を固く握りしめ震えを抑えているのが分かる。とても大人2人に殺気を振りまいていた人と同一人物とは思えないほど弱々しい。
琴音はそんなレオンを見ていると誤解を解くより先にレオンを抱きしめていた。口より先に手が出るタイプだ。
「怖いなんて思ってないよ」
そっとレオンの耳元でささやいた。抱きついて気づいたが、震えていたのは手だけではなかった。触れている所がすべてが動いている。琴音はもっとギュッと抱きしめるように、震えを止めるように抱きしめた。そしてもう一度ささやいた。『怖くない』と。すると、だんだん体で感じていた小さな震えが薄くなり、すべて消えていった。
「大丈夫?」
琴音がレオンから離れて顔を見た。すっかり顔は弱々しさを隠していて、今までのは嘘のように跡形もなかった。人が普通は嫌うような殺気を振り撒くような顔を見て、琴音は胸をなでおろした。
「レオン。私、入るよ。この組織に」
「…そうか」
少しだけだがレオンの顔がなぜか悲しそうに見えた。