二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

鬼殺し ~全てが終わる時~ 起

INDEX|9ページ/13ページ|

次のページ前のページ
 

苦 ~白夜叉と覚醒~



五人はその後、その瓶の調査を始めた。

銀時、高杉、桂、新八、神楽は真選組の前に立っていた

「おい、どうやって入るんだ?」

高杉の言葉に銀時が

「普通に入ればいいじゃねぇか」

そういうと、

「多串くぅん!!用があるんだけど~!!」

銀時がそういった途端

「だぁれが多串君じゃぁあ!!」

土方が出てきた。

その時、

「多串君ってあの金魚を飼ってた奴か?」

高杉が銀時に聞いた。それに、

「高杉、私塾通っていた時に居ただろ?ヅラは覚えているだろ?多串君」

銀時君の言葉に桂が

「ヅラじゃない!桂だ!多串君いたなぁ。私塾に」

桂の言葉に土方が

「本当にいたのかよ多串!で、お前らの用はなんだ?」

その言葉に、新八が

「あ、そうです!聞きたいことがあるんです。」

それに、土方が

「聞きたいことって何だ?詳しい事は中で聞く。」


「・・・で、お前らの聞きたい事って言うのはこの液体のことか?」

土方は、新八から渡された瓶を見ながら言った。

「そうです」

その時、

スーッ

「客が来ていると聞いてきたら旦那たちじゃありやせんかぃ」

沖田が、土方と銀時たちのいる居間にやって来た

「どうした、総悟。」

「土方さん、春雨が来ているようでさぁ」

沖田は、少し声を低めにして言った。

「なっ・・・!」

それに、銀時たちが反応した

沖田は続けた。

「どうやら春雨は旦那を狙っているらしいでさぁ。」

沖田の言葉に神楽が

「また・・・神威が・・・・」

拳を握っていた。その時、

ドクンッ

ドクンッ

「お前ら・・・・逃げろ・・・・逃げてくれ・・・」

銀時が、胸を押さえ、うずくまりながら言った。

それに、神楽と新八が

「嫌ネ!」

「銀さんを護るって決めたんです!!」

しかし、

「お前らを・・・!前みたいに・・・傷つけたくないんだ・・・!」

銀時は、苦しそうに伏せながら言った。

それを見た神楽たちは

「銀さん・・・」

「銀ちゃん・・・」

「「銀時・・・」」

「万事屋・・・」

その瞬間

銀時が狂ったように笑いながら言った。

「フフフフ・・・お前らを俺が倒して見せよう。フフフフ・・・」

言い終わった瞬間

ズドォオオン!!!!

新八たちはギリギリ、銀時の木刀から離れた。

「これはあぶねぇな」

高杉が呟くように言った。

その時、

「銀さん止めてください!」

「銀ちゃん!戻るアル!!」

銀時の前に神楽と新八が立ちはだかった。

しかし、

「お前等の知っている坂田銀時じゃねぇんだよ。」

そう言うと、新八と神楽の腹を蹴り、木刀を振り上げた。

「銀ちゃん・・・!お願いだから・・・戻るアル!!」

「お願いです!銀さん戻って・・・戻ってください!!」

しかし、銀時は、神楽と新八の言葉を無視し、木刀を降り下げた。

神楽と新八は目を反射的につぶった

ズガァアアアン!!!

その瞬間元に戻った銀時は、新八と神楽の横スレスレに、木刀を振り落とし

「ウグッ・・・アアッ!うああぁあ!!」

銀時は涙を流しながら、頭を抱え苦しんでいた。