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ミムロ コトナリ
ミムロ コトナリ
novelistID. 12426
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更新日時:2011-04-23 13:19:43
投稿日時:2011-04-12 11:37:00

マジェスティック・ガール.#1(1~5節まで)

作者: ミムロ コトナリ

カテゴリー :SF小説
総ページ数:15ページ [未完結]
公開設定:公開  

読者数:1/day 24/month 4355/total

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著者の作品紹介

人類が地球圏を遠く離れ、
銀河の広域で生活するようになった時代。
 国家間のネットワークは銀河団規模にまで巨大化し、
銀河団星間連邦<GUC>なる共同体を築くまでになった。
 
 科学はこと如くの事象を操り、
世界の理と概念を解き明かす一歩手前の領域へと
踏み込んでいた。
 空間跳躍技術により短時間の銀河団間移動を可能にし、
宇宙航行船舶の速度は重力子操作技術により光速を超え、
理論上は宇宙膨張速度にまで迫る速さで
星の海を渡ることすら可能になっていた。
 世界の全てを手に入れんばかりの人類の欲求と
欲望は底知らずであった。
 超銀河団を隔てるグレートウォールの入り口まで、
あと300光年という領域まで到達した人類は、
さらなるフロンティアを求め、
宇宙の泡状構造の扉――ボイドの縁へと
足を踏み入れようとしていた。

 そこに『彼ら』は居た。
彼らは素粒子サイズの生命体だった。

 彼らは空間を伝播し、有機物・無機物問わず、
物質の電子層に入り込み融合し、組織を変容させ、
自らの支配下に置く特性を持つ未知の生命体だった。
 粒子である彼らを、生命体と呼べるかどうかも
疑問だが、そう定義付ける以外にほかなかった。
 
 彼らは、人類に対し敵意を持っている訳でも
なかったが、人類にとって有益と言える存在でもなかった。
 彼らは接触した個体を全く異質なモノに変え
支配下に置く特性を備えていた。
 異質なモノに変えられ、他者に意志を奪われ
支配されるということは、遺伝子と自己同一性
による自己決定の意思を持つ生命にとって自我の死を
意味する。
 人類は、彼らが接触しようと試みてきた場合、
その行為を阻まなければならなかった。
自己の生存を掛けて戦わざるを得なかったのである。

 GUC連邦政府は
彼らを便宜上<Acts-Uw>(アクトゥスゥ)と命名。
 機関関連各所では、『ガーベラ8』という
コードネームで呼び名された。
 ガーベラの花言葉は『神秘』。
言い得て、妙なネーミングと言えた。

 アクトゥスゥに対する免疫特性を先天的に兼ね備え、
人類の生活圏に襲来するアクトゥスゥ変異体を
撃滅するために生み出された人造の超人<英雄>。

 彼ら彼女達は、<マジェスター>と呼ばれた。

 遠い遠い未来。
全てを失った少女が、平穏な日常を取り戻すお話。

「――辛くて悲しいことばっかりだったけど、
それでも楽しい時もあったし嬉しいこともありました。
でもね、だから――」

 マジェスターの少女。
ミミリ・N(ナデシコ)・フリージアは
皆を守る為に頑張ります。

表紙イメージ元サイズ
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=18231536

※この作品を再編集・編纂したものを
ライトノベル大賞などに投稿する予定であります。

目次

P2... プロローグ
P3... 1.
P6... 2.
P9... 4.
P10... 5.

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